I need a pause — by Matt
生活の延長にある”休憩時間”を聞いていく、
インタビューシリーズ I need a pause.
今回お話を伺ったのは、ロンドンでフリーランスとしてさまざまな仕事を掛け持つマットさん。
フリーランスとして働く分、責任のあるタスクを複数自分で管理しなければいけないのが大変だと言います。
そんな彼は忙しない思考とどのように区切りをつけているのでしょう?
カメラを持って街に出る

写真を撮ることは、マットさんにとって色々な思考や忙しさから抜けだす手段の一つ。
特別な場所に赴かなくても、カメラを持って歩き回っていると周囲にあるものに注意が向いて、知らぬまにペースダウンができるのだとか。
釣りのように今に集中して、観察する

写真を撮りながら、街の人々、光と影、テクスチャーや形を探す。その時間は、何かを評価したり先入観を持つことなく「今」に集中できる時間。何かおもしろいことに出会えるかどうかは分からない。それでも、ただその場を観察して辛抱強くその時を待つ感覚は、釣りに似た感覚なのだとか。
SNSが身近になった今、私たちはいつしか「人に見せたくなるような写真」を撮ることを意識して、景色を探すようになった気がします。でも、Mattさんの写真との付き合い方は、何が撮れるかはわからないまま街を歩き、ただ目の前の景色をじっくり観察して、思いがけない瞬間との出会いを待つ。それは、街を観察すると同時に、自分が何に目を留め、どんな瞬間に心を動かされるのか、自分自身を知る時間でもあるのかもしれません。
たとえシャッターを切る瞬間が訪れなくても、その時間にはきっと意味がある。同じ写真を撮るという行為でも、向き合い方ひとつで、こんなにも時間の過ごし方が変わるのかと驚かされました。何かを探しながら、考え事を手放していく。そんな写真との付き合い方を、Mattさんの美しいストリート写真とともに、ぜひご覧ください。
Film : Mao Suzuki
Stories
・I need a pause — by Inge
・I need a pause — by Anzu
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